LOUNGE
談話室

吉澤 聡一 カラオケから合唱へ

東京六甲に入団して、約2年半となった。これまで合唱の経験は小学校を除いてほとんどない私だが、毎週楽しく練習に参加させていただいている。
入団のきっかけは、会社の先輩である竹本さんに誘っていただいたのが直接の動機だが、入団しようと思ったのはやはり音楽が好きだったこと、また中でもカラオケが好きだったことがその理由かと思う。
自分の趣味というと、これまでとかく下手の横好きでいろいろなものに手を出してきている。これは性格だろう。遥か昔を顧みれば小学校の時は自転車が好きで、赤城山や榛名山、妙義山など郷里の山々にサイクリングに出かけた。登りはもちろん切ないほどに苦しいのだが、坂を下り降りるときほとんどブレーキを掛けずに時速40km以上のスピードで走り降りる爽快感は何とも言えぬ気持ち良さで、このために続けていたように記憶している。
そのほかスキーや軟式テニス、硬式テニスなどを経験しそれぞれに楽しい思い出があるのだが、テニスにしろスキーにしろここ数年以上まったく遠ざかっている。
しかし、振り返れば、音楽だけは続いている。小学生の頃、熱心な音楽の先生に勧められ、そう言えば低学年から入っていた合唱クラブ。高校時代のブラスバンド。それ以降は音楽も聞くのが専門になってしまったが、社会人になってから30年以上カラオケは続いている。これは趣味というとあまりにおこがましく、単なる楽しみであるが。
なぜカラオケが楽しいのか。単にお酒が好きだから、女性が好きだから、というわけではない。もちろん嫌いではないが。そうではなく友人や会社の同僚・先輩、時には家族と通例は酒席の2次会で行くカラオケで、その場の雰囲気に乗りながらタガを外して歌うことが、ほとんど自己満足とも言えるが、限りなくストレス発散となっているのだ。これが楽しさの理由なのだろう。
いずれにしてもカラオケだけは続いている。音楽だけは続いているのである。これが東京六甲に入団して合唱をやってみようと思った心の下敷きにあったに違いない。そうだ。きっとそうに違いない! と、何やらひとりで納得。
合唱を始めて、これから何をしたいのかと言えば、歌うことの楽しさをさらに深めることと歌の技術の向上だろうか。カラオケは自己流で地声の発声だが、合唱の場合はそうはいかない。合唱の発声をしなければいけない。なかなかうまくいかないが。それと名曲にチャレンジすることで、過去又は現代の音楽の達人、巨匠に触れることができる。これも大きな刺戟であり、喜びだ。また、先輩団員の皆様との交流は音楽以外の話も含めとても刺激になり、大変貴重と感じている。
これからは、合唱を単なる興味から趣味に変えていきたいものだ、と思いながら、今日も練習後中華「万里」にて紹興酒の乾杯をしている。